ssdへの交換を決めたら、まずはクローンを作成することになりますが、その方法は知っていても再確認してから作業を始めるのが安心ではないでしょうか。
交換対象のssdを外付けUSBなどで接続したら、クローンソフトを起動して元となるドライブを選択、複製するドライブをそれぞれ選択します。後は選択に間違いがないか確認して、最終確認の表示に同意したら作業完了を待つだけです。複製はファイルのコピーが基本ですが、通常のコピーと異なり構造も一緒に複製する点が異なります。その為、複製には時間が掛かるので、余裕を持って作業を始めたり最後まで焦らず待つことが必要です。複製が完了したら正規の手順で外付けしたssdを取り外し、物理的に元のssdから換装して接続し直せば終了です。つまり換装の準備といっても方法は簡単で、選択や操作さえ間違えなければ大丈夫ですし、ほぼソフト任せにできるので思いの外あっけなく終わるのではないでしょうか。
内蔵SSDを交換しようとする時、ネックになるのはデータの移行ですが、ssd対応のクローンソフトを使えば解決するのではないでしょうか。
クローンソフトは文字通りデータのコピーを作成するソフトのことで、正確にいえば同じデータを持つドライブを作るものを指します。ssdはデータの転送速度が速いので、内蔵SSDから外付けに直接コピーしても時間はあまり掛かりませんが、OSのデータを含むドライブとなると別です。しかし、専用のソフトを使ってssdのデータの複製を行えば、後は物理的な簡単な交換作業によって、容量のアップや速度の向上が実現します。ssd同士に限らず、hddからの換装にも使えますから、比較的古いパソコンを改善したい場合にも活躍すると思われます。手動でファイルを1つずつコピーしたり管理するのもありですが、効率や正確性を考えるならソフトの力を借りるのが正解で、積極的に活用するのが得策ではないでしょうか。